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正規の計算法の確認
作成: 2017-12-11
更新: 2018-02-20
「距離÷時間=速さ」の「÷」は,数の「÷」である。
実際,「距離÷時間=速さ」は,つぎがこれの意味である:
「
速さの単位を時間,距離の単位に合わせると,
(距離の数値) ÷ (時間の数値) = (速さの数値) が成り立つ」
ここで,「速さの単位を時間,距離の単位に合わせる」とは,時間の単位 \( {\bf u}_t \) ,距離の単位 \( {\bf u}_d \) に対し,速さの単位を「\( {\bf u}_t \) 当たり \( {\bf u}_d \) ──比例関数 : 時間 → 距離であって,\( {\bf u}_t \) に \( {\bf u}_d \) が対応するもの──にとること。
(距離の数値) ÷ (時間の数値) = (速さの数値) の計算は,つぎのようになる。
──時間,距離,速さの単位を 秒,m,m/秒 とし,「3秒で6mは,何m/秒?」の場合を示す:
「何m/秒」の意味
「3秒で6m」
「3秒」の意味 (秒の3倍)
「比例関係」の意味 (3倍には3倍が対応)
「6m」「何m」の意味(mの2倍,mの何倍)
「×」の意味 (倍の合成)
「6=何×3」より「何=6÷3」
一方,ひとはこんな真丁寧な計算はしない──この計算を知らない/できない。
ふつうは,数のわり算一発である。